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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲のtoyのレビュー・感想・評価

5.0
「名作だけど、クレヨンしんちゃんじゃなくてもいいテーマ」という批評をネットでよく目にする。
よく並べて語られる「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズと決定的に違う部分は、
「あの頃はよかったな〜」で終わるのではなく、"過去"を賛美しつつ、それでも人間は"今"を見て、"未来"を生きていかなければいけない、という所に物語の結論を置いている所。
なので、この映画を見て「昔はよかった。それに比べて最近は・・・」などとグダグダ懐古トークを垂れ始める人は全くこの映画の本質を読み取れていないように思う。
この映画は日々の平穏な生活(今、未来)を面白おかしく生きている姿を、毎週金曜日に我々に見せてくれている「野原一家」を主演にしないと意味がない作品なのだ。でないとひろしがケンに放つ言葉は安っぽく、説教臭くなってしまう。
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