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裸足で鳴らしてみせろのKのレビュー・感想・評価

裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)
3.3
不用品回収。象徴的に映し出される足。クロールと背泳ぎ。カセットレコーダー。直己と槙。繋がらない砂のトンネル。知恵と工夫で世界旅行の音を作り出すシーンはどれも良かった。釣り。ボート×デッキブラシ。取っ組み合いのような絡み合いシーン。触れたいけれど言えない葛藤を表すとああなるのだろうか。タトゥー。「アンテロープキャニオンの光」。後半は進行上の理由であろう記号的に見えてしまう展開に戸惑う。丁寧に積み上げてきたものが雑になっていくようでもったいないと感じた。ゴーグル塩。直己の父と佐渡家の息子に関する後述がもう少しほしい。主演二人の存在感は良かったけれど、ベテラン勢の甲本雅裕さん風吹ジュンさんの安定感はさすがだった。
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