ドンぐり

デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNINGのドンぐりのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

緒方恵美さんの演技力がずば抜けて最高でした〜。
私は緒方さんの大ファンです^^
やはりそれだけでも見る価値アリ。
緒方恵美さんキャラでラストがハッピーエンド…貴重です…。

テーマがデジモンと選ばれし子どもの関係性の根幹。
重いなぁ、という感じ。
それは主人公ルイと親の関係性含む重さです。
これは劇場でご確認ください。

ルイがウッコモンと信頼関係を築くために会話をするシーンでは、お子さんが観ている場合も勘案されているのかわかりやすく直接的な言葉選びの会話が多くきいていると恥ずかしくなるような会話だ…と三十路過ぎの私は思いました。
ですがこれは、日本人にとってとても大事なことだなぁと痛感。日本の察せよ文化の蔓延りって凄まじいですからね。

「自分をわかってくれない」
それで癇癪起こすのも相手との関係を遠ざけるのも簡単です。
ですが自分は相手と向き合う努力をしたのか?という点。
ルイは今回ウッコモンと向き合うことができましたね。偉い!
言葉をぶつけ合った先にその相手を理解できる。これは大切で幸せなことです。
もちろん会話しても理解し合えない場合も多いですからね。
何が大事かってトライしたのかしないのか。ココです!
私はやらずに後悔するよりやって後悔しろ、を推奨したい人間です。
そんなこんな重めのテーマなので、小さなお子さんが観るよりもデジモン02放送当時子どもだった私のような30代や精神的に熟成している方におすすめしたいと思いました。

思い返してみれば、確かにデジモンは出会った人間パートナーに対し、無条件にトモダチという友好的な信頼を表現していてそこについて、[そんなもんなのかな、ご都合主義かな]、なんてサラッと流していましたが今回ソレが明らかになり多少スッキリ。
今後の選ばれし子どもたちはどのようにデジモンと関係を築いていくのか、気になるところですね。

デジモンの戦闘シーンは少なめに感じましたが、歴史あるテーマソングが流れる度、進化シーン、ルイのがんばり。おばさんな私は一人ホロリと泣いてました。
周りはあんまり泣いてなかったかもです。私涙腺弱めなので。

そしてそして、ブレイブストーリーしかり、ラストが感極まる息芝居で終わる作品が私は大好きです!!
是非、緒方恵美さんの感極まる息芝居を堪能してください\(^o^)/