鷲尾翼

ダンシング・ヒーローの鷲尾翼のレビュー・感想・評価

ダンシング・ヒーロー(1992年製作の映画)
4.0
【まとめシネマ】#496

【まとめ】
* トレンディな設定展開がGOOD!
* 「型破り」とは何か
* 愛とダンスに、自由を!

本作は「社交ダンス」がテーマの物語なので、90年代の作風と相まってトレンディで情熱的に仕上がっている。社交ダンスを踊るパートナーと相性が良い雰囲気だと、情熱的な愛情をダンスに反映させて、険悪な関係になるとパートナーはプンプン怒って、コミカルなシーンに変わる。また、メローな音楽が多く使われているので、よりトレンディ!

本作は「自由」について深く考える。
主人公はある大会でオリジナルのステップで踊り、失格になってしまう。社交ダンスに全てを捧げる主人公の母は激怒し、周りの人も主人公に失望する。また、社交ダンスの大御所みたいな人が教科書通りの踊りを求める保守的な考えで、業界もそれに従う。それでも、主人公は自由な踊りを求め続ける。

本作はトレンディで分かりやすい展開と共に、パートナーとの愛、それを表現するダンス、それに必要な「自由」を情熱的に二人で作り上げていく物語。
鷲尾翼

鷲尾翼