いかえもん

ダンシング・ヒーローのいかえもんのレビュー・感想・評価

ダンシング・ヒーロー(1992年製作の映画)
3.8
バズ・ラーマンの初監督作品だと思います。
これも数年前からクリップしてました。

元々ダンス映画はかなり好きなので、楽しみにしてましたが、「ダーティダンシング」もそうだけど、あんなかっこいい男性にぎゅっと手を握られ腰をぐっと引き寄せられ、くるくる回されて、あんな近い距離で目を見て!とか言われたらすぐ恋に落ちませんかね?私はそれが怖くてダンス教室には通えません😝

ま、私の諸事情は置いておいて、この映画ですが、パン・パシフィック大会で優勝を目指す主人公のスコット。型にはまったダンスはやりたくない!新しいステップを取り入れたダンスをやりたい!と常日頃から思っていて、ちょいちょい大会でそれをやってしまいます。でもパンパシフィックで優勝するには、型にはまったダンスをやらなければならないため、勝手なことをする彼に愛想をつかし、パートナーに逃げられてしまいます。そんな時、ダンス教室の冴えない感じの初心者メガネっ子女子フランが、私をパートナーにと名乗り出て…というお話。

王道路線を行く感じのストーリーなんだけど、やっぱりダンスシーンがよいので、引き込まれます。特に屋上の練習シーンとか会場の裏手で踊る二人はとっても素敵でした。ありがちと言えばありがちなんだけど、眼鏡取ったらむっちゃかわいいのよね、フランちゃん。その後はずっと眼鏡なしなので、眼鏡いらんかったんかーい!って突っ込みたくなりますが、そこは横に置いておきましょう。

で、大会の委員長やらなんやら大人の事情というか過去の出来事がいろいろ話を複雑にするんだけど、最後はみんなで踊って解決。
この辺の展開は、なんか、パンパシフィックって小粒な大会に見える気もするんだが、まあそれも横に置いておきましょう。

なんていうかね、ツッコミどころがあってもそれを凌駕してくる良さがこの映画にはありましたね。よかったです。