ロアー

ダンシング・ヒーローのロアーのレビュー・感想・評価

ダンシング・ヒーロー(1992年製作の映画)
3.7
バズ・ラーマン作品で、まだ観たことのない映画をちゃんと観ておこうと思って年内に消化です。

観終わってまず思ったのが、バズ・ラーマンって悲恋以外の映画も作れたんだ・・・って。前半でわ〜っと盛り上げて後半でどん底に突き落としていくのがバズ・ラーマンのテンプレなので悲恋キングとか呼んでたけど、初期のバズ・ラーマンはハピエンも作れる人でした。まあ、映画自体が短いので折り返し地点がなかっただけかも知れませんが。

ただし、ロマンチストっぷりは初期から全開。
最近の作品のような派手な演出や豪華さはないものの、スコットとフランが踊るシーンでの電光看板やカーテンがロマンチックでしかなくて、やっぱりバズ・ラーマンがロマンチストなのは間違いないようです。
眼鏡にニキビのブスっ子が美人のダンサーに変身するのも少女漫画っぽいよね。

元々ダンスの映画は大好きなので観ていて楽しかったし、ダンスってやっぱり湧き上がるパッションで踊るものであること、人を魅了するダンスには魂がこもっていることを再認識できて良い映画でした。

あと、この映画を観ていてやっぱりダンサーってお尻の形で見抜けるよなってことに気づきました。どんなにスタイル良い役者でもやっぱりダンサーのお尻とは全然違う。ポール・マーキュリオはどっからどう見てもプロのダンサーのお尻でした。プロケツ。フランのパパも踊る前からお尻を見て「あ、この人プロのダンサーに違いない」って思ったら当たってました。これだけお尻お尻書いてて今更なんだけど、くれぐれもお尻ばっかり見ているんだと誤解しないでいただきたい。
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