りょうすけ

ダンシング・ヒーローのりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

ダンシング・ヒーロー(1992年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ダンシング・ヒーロー」

バズ・ラーマンの監督デビュー作。型にはまらない独自のダンススタイルを貫きたい青年とダンス歴の短い女性のラブストーリー。

展開が王道で序盤は割と退屈だが、後半は良い。特にダンスシーンにはかなり力を入れていて、迫力のある情熱的なダンスを堪能できる。

今現在のバズ・ラーマンのCG多様で豪華絢爛な映像ではないが、建物の屋上でコカコーラの看板を背景にして踊るシーンが「ムーラン・ルージュ!」の象の部屋を想起させる様に一貫した映像スタイルを感じる場面も多々ある。

中でもフランの父親と踊るシーンと主人公の父親の過去の回想シーンはすごく好きだった。特に後者のシーンは監督のセンスが秀でてると一番感じられるシーンだと思う。

バズ・ラーマンは名前が知られている割には寡作なフィルムメーカーなので、これを機に全部の作品を鑑賞してみようかと思う。大好きな「華麗なるギャツビー」も久しぶりに観ようかな。
りょうすけ

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