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スープとイデオロギーのhydrangeaのレビュー・感想・評価

スープとイデオロギー(2021年製作の映画)
3.8
済州島四・三事件を経て朝鮮総連の熱心な活動家となり、帰国事業で3人の息子を送り出した両親を持つヤン・ヨンヒ監督。慕っていた長兄は精神を病んで彼の地で死に、父親も亡くなった今、記憶を失いつつある母親に、夫と共に寄り添う…
夫がとても良い人だ。が、いったんクレーマーになると結構すごい。
歴史って、社会の記憶に留めておくだけじゃダメなのである。いろんな角度からの正確な記録を残しておかなければならない。その一方で、個人の記憶は、薄れたり書き換えられたり失われたり、自由に扱われて良いのである。
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