4.3事件のこと、知らなかったよ。
済州でこんなことがあったのか。
作品の冒頭でも、かぞくのくに観てても、「何でヨンヒさんのご両親はここまでして北朝鮮を支持するんだろうか」って思ってたけど。
終盤、済州島でヨンヒさんが吐露した言葉が全部だった。
イデオロギーっていう大層なものを掲げていたというより、自分の眼で見たことがずっと忘れられなくてずっと残っていて、その結果ってだけだったのかもしれない。
でももうそれも「かもしれない」でしかないんだよなあ。
観てる私でさえ、その話をもう語れないオモニムに悲しさを覚えてしまったのだから、ヨンヒさんは如何許りだろうか。
あとは、たった数年でこんなに人は変わるのか、っていうのもちょっと思った。
私の母はオモニムほど波乱な人生を歩んでるわけじゃないけど、でも、私も母の話今のうちにたくさん聞きたいと思わされた。
ていうか、ヨンヒさんはこういう映画を作ってるから(?)北朝鮮に入国できないらしい。
そんなことあるんだ。
ならより一層、それを観れる私たちは、心して観なきゃと思う。
