「済州4・3事件」という事件を初めて知った。ヤン・ヨンヒ監督が、事件の惨劇を生き延びて日本に辿り着いた自身の母親の、“記憶の彼方”に辿り着いた先の慟哭が胸に突き刺さる、ドキュメンタリーの佳作!
オモ…
「誰にも言うたらあかん…」
歴史の証言者が語る貴重な作品
監督🎬ヤン・ヨンヒ
"済州4・3事件"の記憶を軸に母親直伝の参鶏湯を娘さんと婿さんが受け継ぐ。
オモニの体験をはじめて聴く娘さん(監督)…
このレビューはネタバレを含みます
「かぞくのくに」を見て、ヤン・ヨンヒ監督に興味を持ち、ずっと見たかったドキュメンタリー作品。
韓国の民主化運動は1980年代に始まったと思ってる人が多いけど、もっともっと前からあったと。それが194…
たくさんの悲しみや苦労を乗り越え、今は老境にある女性と、彼女の心の声に耳をすませながら寄り添う娘。そして、おおらかな優しさでふたりを支える娘の夫。3人の姿は、コトコトと煮込まれた滋味たっぷりのスープ…
>>続きを読む韓国の大統領経験者は、ほぼ全員が収監されたり訴追されている。それはつまり、アジアの辺境にあって、韓国だけが強靭な民主主義を掲げ続けているという事だ。
数多の血を乗り越えて自由と民主主義を獲得した、彼…
WOWOWで観賞。
ヤン・ヨンヒ監督のドキュメンタリー映画は全部見てきた。
母親が北朝鮮で暮らしている息子家族のために荷物を送る準備をしている溌剌とした姿を追った作品もあった。
今回の作品は記憶…
「私は母について、この島とこの国について何も知らなかった」
「実は心の中でなぜ兄たちを北に行かせたのかと母を責めていた、でも、4.3(済州島四・三事件)を知ったら母を責められなくて、困っている…」
…
題が秀逸!
ドキュメントとして、見応えありました。
「かぞくのくに」の監督ヤン・ヨンヒが済州島での4.3事件の事を話出した母に密着しカメラを回す。
この事件の事は何も知らなくて、「かぞくのくに」をず…
(C)PLACE TO BE, Yang Yonghi