彼女の名前はエウローぺーだったを配信している動画配信サービス

『彼女の名前はエウローぺーだった』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

彼女の名前はエウローぺーだった
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

彼女の名前はエウローぺーだったが配信されているサービス一覧

『彼女の名前はエウローぺーだった』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

彼女の名前はエウローぺーだったが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『彼女の名前はエウローぺーだった』に投稿された感想・評価

 なるほど…。こういう作品もあるのね、という感じだった。まず、作品の撮られ方として、フィルムが用いられていることや、コメントではなくて、ガラス板に印字された文字でぶつ切りにされるテロップ構成、そしてあたかも「原住民」を撮影するかのようにインサートされる記録写真の在り方などから、かつての文化人類学的な記録映像を目指したのだろうと僕は思った。かつて生きていた牛への空想を、その手法で描きたくなる気持ちも分からなくはない。でも、本当にその手法が適切だったのか?であるならば、たびたび言及される「色」に関する記述とか、あえてモノクロに見せられる意味が分からなかった。
 この作品が持つ意味合いとして、野生を人工的に再生しようというプロジェクトへの批判というか無意味さの指摘があるのだと思う。あるいは「優生思想」への批判。だからこそ、作品終盤で監督たちは撮影そのものに興味をなくし、作品自体を放棄する。撮影し、この作品を作るということが、そのプロジェクトに組み込まれることを知るからではないか。
 作品中盤においても、「これ、尺稼ぎじゃない?」と思われるカットがかなり散逸していて、ほとんど中核へと触知せぬまま終わってしまう。それを、ただ純粋に「アンチーテーゼ」だからと片付けてしまっていいのだろうか。それは、作品全体を捨てることへの許容につながりはしないだろうか。上述の「色」の記述にしてもそうだけど、やっぱり監督が作品にメッセージを込めることが許されるのは、「完成した作品」においてのみだと思う。でなければ、それは映画というフォルムをとる必要がなくなってしまうので、この作品を見た印象は「映画じゃなくてよくないか?」だった。普通に、「監督の思想を聞く勉強会でよくないか?」ということだった。
mmmcy

mmmcyの感想・評価

5.0

紙と印刷とフィルムと手と摩擦音。

つづく。

『動物、動物たち』みたいなシーンも、めちゃくちゃ好き。

絵を描く女性のそっけなさ、すばらしい。

現代美術に近い。

2022.10 追記。
山形でのフィルム上映、しびれるほどすばらしかった!!
フィルム上映、東京ではやらないの? 本当に? …もったいなさすぎる😢

絵を描く女性の、服の毛玉もすばらしかった。
絶滅種を復元させようとするのってどういうことなんだろう。人類としての欲望なのか、科学技術の可能性の極限の追求なのか。何にせよ、僕としては普段考えないようなことの領域に連れてってくれるフィルムでもあり、不可解でもある人類の欲望についてその不可解さを体現するかのように錯綜しかつ意図的に冗談混じりのようにもしている映像文法で語るきわめて魅惑的な人類学(動物学?)的エッセイ映画新次元、といった趣。ドローン音響がかなり効果的に響く。それにしても、動物のことひとつとっても、生物学のみならず戦争や歴史、神話、芸術にまでまたがる形でその存在は構成されているのだな、と。