世界を変えると言いながら
変えたかったのは自分自身で
いろいろ巻き込みすぎてめちゃくちゃになっていくんだけど
やっぱり信念があって必死になってやってる人の姿には心打たれる
私が刺繍した服を
主人公の花梨ちゃんが着ていて
それが本人の個性の強いキャラクター性と呼応していて
とても象徴的だったと思う
あと、刺繍を身に纏うことってなにかその人の本質みたいなものが滲み出てくるようにも感じて自分的にはすごい発見だった
服に、針で穴を開けて糸で埋めていく行為だからなのかな
糸によって引っ張りだされる、みたいな
服の持つ力を感じた
エンディングで流れる踊ってばかりの国の『 gohst 』もすごい役割を果たしていて
映画の持つ世界観を別次元まで飛ばしてる感じがした
物事のいいわるいは一方向だけでは判断できない
倫理的な部分で考えるととても難しいけれど
心をぐわっと動かされた
この気持ちをどう処理していいかわからないけど、そこまで考えさせる力のある作品だと思う
初見では服ばかりに目が行ってしまったところもあると思うけれど、もう一度観たらどんな感想を持つのか楽しみ