ポンコツ娘萌え萌え同盟

Suspense(原題)のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

Suspense(原題)(1913年製作の映画)
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使用人が去り、一人の不審な男がやってきた。
サイレン期の女性監督のロイス・ウェバーが監督・主演しわずか10分の短編ながらも、映像の見せ方がそこそこ凝っていて面白い。

一画面を分割するいわゆるスプリットスクリーンの手法はやはりサスペンス映画と非常に相性が良くて面白いけど、
他にも妻を助けるため車を盗んで追われる場面ではサイドミラーで追っ手を映しカーチェイスもあったり、家に侵入した不審な男がゆっくりと夫人のいる2階に近づいてくる……。
内容自体は比較的シンプルだが非常に濃密で、かつサスペンス映画の映像の見せ方面白さが詰まっている。

ロイス・ウェバーだと以前観た『日本の田園詩』はなんか違和感感じたけど、本作は良作だ