あこねこ

ホワイトナイツ/白夜のあこねこのレビュー・感想・評価

ホワイトナイツ/白夜(1985年製作の映画)
4.3
え?名作では?辛口多いけど‥
確かに冷戦下のソ連ってじとーっとした雰囲気で、色も地味だし華やかさはないけど。

ソ連亡命トップダンサーが主人公。
冒頭の高尚なバレエ(私は理解不能)→飛行機ソ連領に墜落→KGBに見つかる→監視役に元🇺🇸脱走兵大衆向けタップダンサー→ダンスを通じて距離が縮まる→共産圏からの脱出!見所しかないんだが?

立場も生活も系統も真逆のダンサー2人が最初はソリがあわずそれぞれのダンスをしてるけど、だんだん息があってきて後半2人で踊ってるシーンはバレエともタップとも違うずっと観たい感じだったなー。個人で踊ってるシーンもなかなか見応えある◎
脱出シーンもアクション映画みたいな迫力じゃないけど実際の亡命ってあんな感じなんだろうな。ほんとにこの線超えたらの世界。ラストも結構好き。あの光の向こうからくる全く見覚えのないゴージャスなおじさんなかなか良かった。

冷戦下のロシアって国民も北朝鮮みたいな感じで生活してたんだなと実感。
冷戦時代の作品だし、主演は実際にソ連から亡命した有名ダンサーだし色々すごい。
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