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ホワイトナイツ/白夜のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ホワイトナイツ/白夜(1985年製作の映画)
3.5
冷戦時代、西側に亡命したバレエダンサー、と東側に亡命したタップダンサーがソ連で出会って西側への脱出を目指すヒューマン・ドラマ。
監督はテイラー・ハックフォード。
原題:White Nights (1985)

ロンドンから東京へ向かう航空機に、8年前ソ連から西側に亡命した世界的なバレエ・ダンサー、ニコライ(愛称コーリャ)・ロドチェンコ(ミハイル・バリシニコフ)が乗っていたが、事故でシベリアに不時着し、再び祖国に戻されてしまう。
ソ連のKGBB幹部のチャイコ大佐(イエジー・スコリモフスキ)は、タップ・ダンサーでアメリカからソ連への亡命者(ベトナム戦争の脱走兵)レイモンド(グレゴリー・ハインズ)とその妻ダーリャ(イザベラ・ロッセリーニ)にニコライを監視させる。
さらに、恋人であった元ダンサー、ガリーナ・イワノワ(ヘレン・ミレン、監督と後に結婚)も使い、新装されるキロフ劇場で再び踊らせさせようとする。
やがて、レイモンドは妻の妊娠を機にアメリカに戻る決心を固め、夫妻とニコライはソ連から脱出しようと計画する…。

~共演者~
・ニコライのマネージャー役アン(ジェラルディン・ペイジ)

「私は英雄じゃない。ただのダンサー。ここでは自由に踊れない」

「人間のカスと人民の英雄を交換したんだ」

~見どころ~
①役柄同様、ソ連から西側に亡命したバリシニコフの起用とダンス(冒頭のダンスと後半の"自由の舞い"、ハインズとの共演ダンス)
②音楽は、ライオネル・リッチーによるテーマ曲「セイ・ユー、セイ・ミー 」、
・スティーブン・ビショップ作曲、フィル・コリンズとマリリン・マーティンによるラブ・テーマ「セパレート・ライヴス」
・スタンダード・ナンバー「ポギーとベス」。
③KGBが、ニコライやレイモンド夫婦をどのように扱うか。
④緊迫感溢れる脱出シーン
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