色々な都合があって朝イチの回で。
いやー、最高に面白かった。徹底してアホなことを、徹底して真正面からやり切ってて、すごくパワフルで元気が出て楽しい映画だった。
こんな馬鹿馬鹿しい映画を手を抜かずにやり切る。それが何よりも素晴らしい。
そして、単純に脚本や構成、そしてプロモーションが良過ぎる。
映画のことを知ってから映画本編を見終わるまで、色んなものを緻密に練り上げてその全てを楽しんでもらおうと色々仕込んでいたのが分かって、こんな本気で観客を楽しませようとしてる映画はそうそうないんじゃないかと。
前作が埼玉で大ヒットしたのを踏まえて、ただ「映画を見る」だけではない。『自分が生活してきた場所がエンタメになる』という体験そのものを「作品」としている気がする。
横浜市民の私では気付ききれない関西ネタがいっぱい仕込まれてるはずなので、関西圏の人にはぜひ見てもらいたいですね。
あと、この作品のパワーを押し上げてるのは、「生身のエキストラをたくさん使ってる」ことかもしれないな、と思いました。
もうちょっと少ないエキストラでも成立しそうなシーンを、「あと10人、あと20人」と出来る限り生身の人間を画面に詰め込むことで、映画の躍動感が上がってる気がする。
キッチュだけどチープじゃない、そういう画面作りがこの作品には大切なのかもしれない。
前作は「魔夜峰央ファンが大喜びする魔夜峰央オタク映画」でもあったのですが、今回はそこは控えめ。
でも、すでに『翔んで埼玉』という確立したブランド性を育て上げ、それを正統進化させてるので不満はないですね。
そして、このシリーズが発展すれば、魔夜先生んちも豊かになるだろうし。
あと、九州と東北と中部と北海道やれるだろ。やれよ。そこでジャンプしろ。
ネタバレは1ヶ月禁止らしいので、1ヶ月後にまた追記します！
それまでに2回くらい見るかもしれない。
