なお

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~のなおのレビュー・感想・評価

4.4
日本一、いや世界一壮大な小競り合い、まさかの続編!?

前作では「埼玉vs千葉」という永遠のライバル同士の争いを描いたが、本作ではその火種が関西へと飛び火。
関西の一大勢力である大阪・京都(京都市内)・兵庫(神戸および芦屋)に虐げられる近畿地方のその他大勢。

関東地方のみならず、関西地方をも飲み込む超スケールの悪ふざけ、ここに開幕!

✏️そうだ、行田行こう。
いや~~~…
今回も大いに笑わせてもらいました🤣

その話題性+公開初日ということもあり、劇場はほぼ満席。
老若男女様々な客層ながら、皆で同じスクリーンを見て時に失笑、時に場内を揺るがす大爆笑。
映画館で映画を見る意義ってこういうことだよなぁ、と改めて思いました。

本編の感想!
今回は関西地方が舞台ということで、当然前作と比較して「関西あるある」が目白押し。
タイガース一強、道頓堀、粉もん…というライトでコテコテの関西ネタから、ポイントを現金化できるという関西ローカルスーパーのポイントカードという、関東民にとってはコアすぎるネタまでを網羅。

前作でも描かれた、あくまで”愛のある”地域disはよりパワーアップ。
ゲジゲジと揶揄される滋賀、美しい南紀白浜を占領されている和歌山、シカしかいないとされる奈良のなんと可哀想(失礼)なことか…

カースト上位とされる京都・兵庫の中でもさらに格差があるのがこれまた事実に忠実で面白い。
※個人の感想です

滋賀出身俳優・堀田真由ちゃんのキャスティングも良かったですね。
彼女のセリフひとつひとつになんだか演技以上の何かがこもっていたような笑

一番笑ったのは藤原紀香への特大ブーメラン。
いやお前和歌山にゆかりあるんかい!ってか夫婦でずっと何してんねん!と、まるで自分も劇中の関西人になったかのようなノリでずっとツッコミ入れてましたね…

☑️まとめ
ここまで地域disで盛り上がれる国って、日本以外にあるんだろうか…そんなことを改めて思った作品。

個人的には前作を遥かに超える面白さで、思わず帰りがけに映画館のグッズコーナーに寄ってとび太のアクリルキーホルダーを買ってしまいました笑

もし次作があるとすれば、次は九州か東北か。
自分が仙台出身ということと、なぜか劇中登場した日本地図にて東北地方が「青森」でひとまとめにされていたのがかなり気になっているので、次なる小競り合いの舞台はぜひそちらで。

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★★
😲驚 き:★★★★★
🥲感 動:★★★★☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★☆

🎬2023年鑑賞数:94(45)
※カッコ内は劇場鑑賞数
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