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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~のspitfireのレビュー・感想・評価

3.8
あの無闇に壮大な茶番劇が帰ってきた!情け無用のエスニックジョークの嵐が再び吹き荒れる!関西出身者として今回は決して見逃してはならぬと、謎の使命感を勝手に抱いての鑑賞でしたが、きちんと期待に応える作りだったと思います。関西にいた頃は「太陽の塔からアホになるビームが出てる!せやから大阪人はアホなんや!」とふざけて言ってたことを思い出しました。そっくりそのままではありませんが、そういう世界観のネタが隙間無く満ちています。

そして、茶番劇と言うにはなかなか映画的だったので、やはり劇場で見るべきではないかと。現代さいたまパート以外はリッチな画面作りをしているし、現代パートのチープなドラマにも意図があったのは上手いなと思います。ダンスシーンはどれも見応えあり。精緻なウンパルンパのリップオフで「ウォンカ」とタイムリーに交通事故を起こすのも味があります。

久しぶりに家でタコ焼きを焼こうと思いました。もちろん実家からタコ焼き器を持ってきて上京してますからね。あっ、私も手遅れやないか……話にオチをつけたがるのは関西人の悪い癖やのに。
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