引き続き昨年分です。
『翔んで埼玉』といえば、あるあるネタを盛り込みつつ、自虐に振り切った丁々発止なやり取りと不可思議な勢いで押し切る異色作。
前作は初見+強烈なノリで本来は苦手なギャグ映画に気持ちを持っていかれたけど、今回は最初から予期できてしまっているぶん、厳しかった(元々ハマれた要因は鑑賞当時の彼女がさいたま在住でリアルタイム解説をしてくれたからだし、仕方ない感…)
何故か舞台が滋賀に移り、関西がメインの話になってしまった事もあり、あらゆる点がブレブレ。
『荒唐無稽』をストロングポイントにして、流れに持ち込むのが持ち味といえばそうかもだけど。
“何でも良いから笑えれば良し”スタンスは回を重ねるごとに弱くなるね。
そんな中、唯一目を引かれたのは杏の存在。
彼女はとても良かった。
コスプレ要素を内包した、美貌際立つキャラクターを好演していて、ガクトと並べば二人共長身&美形で実に絵になる。
それ以外は特別楽しめたシーンもなく、気持ちも平坦にエンドロールへ。
藤原紀香とかもなんだかな…
忖度無しに述べると、昨年ワーストクラスにハマらなかった映画。
ただし、世間的な評価を見ると評価は高めなので、ギャグ系が好きな方なら楽しめるはずです。