人ひとりが抱えている題材みたいなものを日常の温度感で伝わりきっていく感じが観終わってみていいなと気付いた。
行為の下手、不倫を隠した関係、若い年齢のお相手との恋、過大評価の信頼。
どれひとつとってもそれらが堂々とテーマと感じられる映画があり、衝撃的なラストを飾る一方で、この作品の現実ならではの過ぎていく、こなされていく、続いていく感覚がいいなと思った。
最初、高校生の万引きの子なんてドラマチックだろうと好きにはなりようがないだろうと思っていたけれど、終盤へ向けていい意味で同い年同士の恋愛のようで当たり前のことに感じた。
恋愛の良し悪しがみていると分からんってなりがちな今泉さん脚本、手に負えないけど好き。
爽やかさや真っ直ぐさが画面を越しても信じられるのは城定監督だからかな？と思ったりしてる。
経堂。住んでたな…って思った。
猫かわいいけど、猫はかわいいで終わる文章もツイートも好きじゃない。
