やっち88

愛なのにのやっち88のレビュー・感想・評価

愛なのに(2021年製作の映画)
3.8
今泉力哉作品(脚本)らしい「愛」が描かれていて良かった。

思わずこれも愛なのになと言ってしまいそうになる愛たちが報われない救われない愛たちが人知れずどこかでひっそりと今日も生まれて、育まれているのでしょう。この映画ではそんな一部が描かれていて、そんな人たちの日常を今泉作品ならではのゆったりとしたスローテンポなまま進んでいく。

高校生から成人男性への告白だったり、結婚前の浮気だったり、とにかく王道な愛は出てこない。でもそれでも確かに愛であって、その愛を否定する権利は本人たちにあっても、他の人が口を出す権利はない。

セックスシーン割と多くて、後半の方は正直もう要らないなあと思ったりしたから少し評価低めに…

瀬戸康史のかっこいいけど残念なかっこよさ?ダサさ?みたいなのが非常にフィットしてて、ナイスな主演だった。
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