始まりの言葉が印象的だったというか、効果的だった…
何が真実で何が偽りかは、その人の視点によって見え方が変わる。
ホロコースト生存者の体験を疑うことなんて出来ない。でも、軽い気持ちで語ってはいけな…
「人の数だけ真実がある」という言葉を思い出した。事実は真実とは違う。そこには必ず、語る本人の思いが込められるから。
歴史も勝者が語り継ぐ物語と言われるように、事実と言われるものも鵜呑みにしてはいけ…
このレビューはネタバレを含みます
ホロコーストの犠牲者で山野を狼と暮らしたというミーシャは実はカトリック教徒で、父親はベルギーのレジスタンスでありながら、その自慢癖で捕まり、仲間を売った裏切り者だった。結果的に彼女の両親はドイツの強…
>>続きを読むボストン在住のホロコーストのサバイバーであるミーシャは地域のユダヤ人コミュニティからホロコーストの体験を話してほしいと依頼を受ける。
ここで話した彼女の特異な体験が話題を呼び、ある出版社から自伝の出…