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映画 真・三國無双のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

映画 真・三國無双(2021年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

コーエーテクモゲームス原作のアクションゲーム『真・三國無双』シリーズをロイ・チョウ監督が実写映画化した本作は、権力争いにより朝廷が腐敗したことで教祖・張角率いる黄巾党が地方で乱を起こしていた後漢末期、群雄たちの活躍により黄巾の乱が終結するも混乱に乗じて頭角を現した西涼の太守・董卓が幼い帝・劉弁を擁して政権を掌握し、少帝廃立など専横を極めていたことから名門・袁家の出身である袁紹を盟主に18人の武将が専横に対抗すべく反董卓連合の結成に乗り出した一方で、董卓の暗殺を謀るも董卓配下の"無双の力"を誇る最強の武将・呂布によって暗殺に失敗し追われる身となってしまった曹操や、反董卓連合への加入を目指し旅路を急いでいた劉備、関羽、張飛の三義兄弟を軸に、運命に導かれ辿り着いた"鋳剣砦"で授かった無双の力を秘めた武器を手に世の安寧を取り戻すべく董卓の討伐に挑んでいく様が描かれた作品となっているのだが、これまでに三国志を題材とした作品が多く制作されてきた中でアクションゲーム『真・三國無双』シリーズを実写化するという点に置いて疑念を抱かずにはいられなかったのだが、一つのエンターテインメント作品として暇つぶし程度の視聴ならばそれなりに需要はあるとは思いますし、意外と原作ゲームが再現されていたので予備知識があると面白いと思わされる箇所もちらほらと。しかしながら本作は『黄巾の乱』から始まり『虎牢関の戦い』までが描かれているが、いわば三国時代の序章のみの内容となっているので物語的に物足りない気持ちで胸がいっぱいになってしまいますし、再現度に関しても戦闘シーンは良しとしてもキャラクターに目を向けてしまうとやはり個人差があって微妙としか言いようがない。全体的に悪くはないがオススメは難しいかと。
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