正月明けに、
おみくじで大吉が出るまで、
いくつもの神社を回り回り、
今年7つ目の神社でようやく大吉!
その足で見に行った映画。
主人公の狂気とも言える笑いへの没入。
同時にもつ「人間関係不得意」ゆえの、
周囲との軋轢の数々…
「いつかどこかで、
救いになる場面があるのではないか」
と、期待してみ続けるも、
最後まで悶々としたまま終わった。
しかし、ひと時も目を離せない作品でした。
前情報を全く入れずに観たのですが、
エンドロールを見て初めて、
原作者の自伝…ノンフィクション
たということを知りました。
『ツチヤタカヤキ』さん。
ハガキ職人という人達は知ってたけど、
その中でも群を抜いた伝説の人。
映画館を出たその足で、
書店に行って原作を購入し、
一気読みしました。
原作、むちゃくちゃ面白い!
映画のような痛々しさだけではなく、
笑いに向かう求道者のような生き方。
『痛々しい』と書いたが、
はたして自分には、
ここまで痛烈に、
何かに打ち込んだ過去はあるか?
「どん底でも、夢を追ってる時
人は輝いてる。」
原作を読んでみることを、
強く強く、お勧めします。
映画での岡山天音さんのぶっ飛んだ演技も、
私は好きです。