ネタを書いてる本人が笑ってない。
岡山天音の演技が凄まじく、生きづらさが全面に伝わった。
笑いは1人で探求するものではなく、皆んなで共有するものなのでツチヤタカユキは小説家の方が向いているのではないかと思う。
5秒に一回ボケるノートをひたすら書き続ける本人がまったく笑っていない。素直に笑えていたらもっと生きやすかったはずだ。
カイブツというよりは病気っぽい部分が観てて終始辛い。
脇を固める若手実力派の菅田将暉と仲野太賀の演技も良く、菅田将暉の「お前は世間に苦しめられているけど、笑いは世間を楽しませるものだよな」みたいなセリフがツチヤタカユキの本質を表していると違いない。皆んなと仲良くしたかったんだな。
希望がある終わりで良かった。