こう

笑いのカイブツのこうのレビュー・感想・評価

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)
3.7
岡山天音が凄すぎる。完璧に憑依していると思う。
ただお笑いでしか生きられない、そのためにやらなきゃいけないことがあることもわかってはいるけど、自分にはそれができない、自分をこんなに苦しめているのは世間で、その世間に向けて面白いものをただつくっていく、その苦しさとかしんどさがものすごく伝わってきたけど、自分にはそんなになってまで生きられたことがないから、きっとこの映画のことを全然別れていないんだろうと思った。
菅田将暉の演じるピンクがカッコ良すぎた。自分もざっくり分けたらピンクと同じで、ツチヤみたいにやりたいことが見つけられなかった側だから、何かを作っていく人のことは全然分からない側だからこそ、ピンクが居酒屋でツチヤに寄り添って最後に「その地獄で生きろや」と言ったことにほんとに憧れた。
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