このレビューはネタバレを含みます
お笑い版1人セッション。笑いに憑かれ疲れる。正直セッションより引いたところもある。でもツチヤがヤバいというより普通に生きてるみんなが改めてすごいよなって感じがする。
中盤までは、面白いが質の良い再現ドラマ観てる感じで何か流れてる感じがあったけど、終盤は抜群の熱量が上手く積み上げたドラマとキャラに噛み合ってて良かった。西寺といるシーン全部良い。ラストがちょっと変わっただけで、"物語"として綺麗に終わらない感じも笑いに憑かれた実在人物のノンフィクションって感じで良い。個人的にはこれこそハッピーエンドと思う。
菅田将暉が昔の菅田将暉って感じ。松本穂香と共にネイティブ関西弁コンビでツチヤといるとこ圧巻です。片岡礼子もネイティブじゃないの衝撃受けるレベルで関西人やった。
マジでキャストめっちゃ良い。芸人役の俳優陣みんなちゃんと芸人なのすごい。西寺が漫才で噛むとこもガチの漫才の時の噛み方で感動した。
てか淡梨って『スペシャルアクターズ』の時はルックスで抜擢したセリフも少ない一回きりの飛び道具キャストみたいに思ってたのに役者の才能ありすぎやろ。
天音もあの演技で臭くならないのは、俳優岡山天音として完成してるからだろうな。
たくろう赤木やハイツ西野いて嬉しい。DVDか配信きたら止めて他の芸人も確認したい。てかやっぱ芸人って芝居上手いな。
ツッチーとピンクで組んだら普通に売れそう。この2人のやり取りみたいにナチュラルにしゃべくりになるのが関西弁(関西人)の魅力やね。マジで幻なんちゃうかってくらいピンクが良い。
ホンマにツチヤが人間関係不得意過ぎる。不得意ってレベルちゃうわ。氏家さんに謝るシーンないけどヘイト感じないのはすごい。小さい所作でツチヤというキャラを観客が完全に理解してる。
正直ツチヤはワガママとも思えるが、才能があってみんなが思ってるけど言えないことを言ってるスカッと系マンガみたいなキャラではあるんだよなあ。だから助けてくれる人がいるっていう残酷さが表出してるとも言える。
漫才指導令和ロマンて前情報あるからかもしれんがベーコンズの漫才めっちゃ令和ロマンやった。令和ロマン+オードリーって感じ。
だが、情熱はあるの春日は板橋駿谷でよかったんじゃねえか。こんな声だったっけ？てくらい声の似せ方やばい。
映像：=====B
脚本：======A
編集：======A
俳優：=======S
人物：=======S
音楽：======A
音響：=====B
【MVP】西寺雄太
