くぅー

笑いのカイブツのくぅーのレビュー・感想・評価

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)
3.9
【my映画館2024#5】

“地獄やなぁ。”

»愚直で不器用で人間関係が超苦手な男は、お笑いに人生を捧げてネタを考えてはテレビの大喜利番組やラジオ番組への投稿しまくり、きっちり成果を出してはいたが、やがて念願が叶ってお笑い劇場の作家見習いになったものの…。

はい、このタイトルと好きな俳優の岡山天音を見に行きましたが…タイトルは間違いではないものの、笑いじゃない方を見せられちまうとは。

うん、まずは笑いたい人にはオススメはしません…正に怪物の話なので。

そう、笑いが面白ければそれだけでいい天才の姿で、笑いさえ認めてもらえばオッケーで…そこでの煩わしい人間関係がブレーキになりまくる展開。

で、そもそも笑いって人間を理解しないと笑わせれない訳で、そこには人間関係も含まれるだろってツッコミたくはなるものの…様々な業界には変なルールは確かにあるし、そこを笑いで問題提起できるようになれば神なんだろうけど。

って、コミュ障でもあるんだろうなぁ…幼少期が一切描かれないので引っ掛かりはするけど、やはり彼の気持ちが解る人間は少なからずいるってのも確か。

にしても、この作品をあの大谷翔平が見せて、感想を聞いてみたいかも。

なお、俳優陣では、岡山天音…見事に憑依的な熱演を披露。
菅田将暉…流石でしたかね、こんな演技が見たかった。
仲野太賀…持ち味はしっかり。
松本穂香…いいアクセントになってましたり
片岡礼子…いい味出しまくり。
さらには、前原滉に板橋駿谷に前田旺志郎らのサポートも良き。
くぅー

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