このレビューはネタバレを含みます
岡山天音の代表作だと思う
熱量の映画
駆け抜けた人生
駆け抜けた20代
岡山天音、大熱演
熱量の物語
笑いだけに生きた人生
生きていくために、
社会性は必要なのか
人との会話が苦手
どうしても許せないことがあると
耐えることができない
お酒にも逃げる
でも好きなことに努力できる
圧倒的な努力ができる
身体を壊すぐらいの努力ができる
社会性が圧倒的にない
けど、ゼロではない
言葉は話せる、口数は少ないけど、会話もできる
映画を観てる側はもう少しどうにかならないのかと何度も思うけど、
どうにもできないし、ならない
思うことを口に出すって簡単じゃない
「人間関係不適合」
この言葉が彼の全てを物語っている
こんなにも全力で生きている人がいることに
ただただ驚きつつ、才能や努力に対しては羨ましさを感じた
脇を固める菅田将暉の役も本当にすばらしい。
ああいう人が近くにいることで、本当に救われるのだと思う。
どれだけ社会性に乏しくて、人間関係が不得意で、友達がいなくても絶対的な味方が1人でもいることは大きい。
そして片岡礼子さん演じる母親も素晴らしい
良い距離感で息子に対しての愛情を注ぐ
彼は27歳で死にたがっていたけれど、
周りにちゃんと悲しんでくれる人がいることは
幸せなことで、実は孤独でもなんでもない。
それでも本人は孤独を感じてしまう。この矛盾こそがそ人間らしさなのかもしれない。
そんなことを感じる映画でした。