なの

笑いのカイブツのなののネタバレレビュー・内容・結末

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ツチヤをあまり肯定できず、映画にのめり込めなかった。
差し入れするとか、目上の人を何が何でも立てるとか、仕事をする上での暗黙のルールみたいなのに苦しむ気持ちはむっちゃわかる。
自分には明確な夢があるのに、それを阻むしがらみに直面してしまうと辛いよね。
やりたいことをやるために、やりたくないことをやるのもしんどい。
でも、結局それをすると決めたのは自分自身なんだから、ちゃんと全うすべきだと思う。
レストランで働くときは皿洗いに集中すべきだし、カラオケで働くときは勝手に店の料理を食べてはいけない。
後、挨拶とか。人として。
岡山天音くんの熱演には圧倒されたけど、泣いていいのはやるべきことをやってからでは?と思ったりした。
ツチヤのことを考えると、自分の好きなことを仕事にするのが一番地獄を味わうのかもしれない。

ラスト、母親に「笑った方がいい」と伝えるのが良かった。
もしかしてツチヤが笑いに熱中してたのは、母を笑顔にするためだったりして…。
見当違いの可能性も大いにあるが、仮にそうなら親子関係をもっと描いてほしかったなと思う。

果たしてあの女性は、彼氏がいる状態で興味関心があったからツチヤに近づいたのか、投げやりになってるツチヤに幻滅したから彼氏がいると言ったのか…。
こういう感じのストーリーで出会った女の子って、なんで思わせぶりして実は彼氏いるってなるんだろう笑
ピンクを演じた菅田将暉が流石だった。こういう居酒屋の店員さんいる。
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