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1941 モスクワ攻防戦80年目の真実のFyohkoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます


『1941 モスクワ攻防戦
        80年目の真実』

2020年公開のロシア映画


1941年10月
第二次世界大戦下
ナチス・ドイツは
ソ連への侵攻を開始

必死に防戦するも
軍備、戦力共に劣勢なソ連軍

兵力不足を危惧した上層部は

まだ訓練途中で
戦闘経験のない
士官候補生を
戦地へ送る決断を下す

モスクワまで
190kmまで迫った
ドイツの大軍を食い止めるため

防衛の最前線である
イリンスコエに
新兵隊を配置

増援部隊が到着するまで
前線を死守するという
使命を与えられた
若き士官候補生達だったが

軍備も兵力も勝る
ドイツ軍の猛攻に
必死に防戦を試みるも…


という
史実に基づいた話


訓練途中の
士官候補生が
前線に送られるという意味では

若者ならではの
恋愛、友情、ライバル
的な要素が組み込まれて

圧倒的な軍備の違いの中
次々と死傷者が増えていく
戦場との対比で

より一層の
プロパガンダ感は否めない


映像的には
火薬多めで
スローモーション多めなため
妙なリアリティーがある


独ソ戦関連を何作か観て
疑問に感じた点は

軍備の圧倒的な違いで

例えるならば
メジャーリーグと
草野球チームぐらいの
差があるように感じたので

あれこれ調べてみたところ

どうやら
戦車を中心にした
ソ連軍の開発と量産は
1942年頃からだったようで

奇襲攻撃を得意とする
ナチス・ドイツ軍が
優位に進軍していたという
.

たまたま
開戦当初を扱った映画を
集中的に観ていたというオチ


戦争の歴史を学ぶにつれ
.
前の戦術が次の戦争では
全く時代遅れになるコトに
気がつく訳だが

ナポレオンの時代から
第二次大戦まで
長期にわたり

冬将軍と焦土作戦という
.
地理的優位性と
野蛮な手法で
勝利してきた
ロシアのお家芸
.

果たして
いつの時代まで
通用するのだろうか…




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