このレビューはネタバレを含みます
面白かった〜〜〜
雰囲気がもう大好物で最高
モキュメンタリー＋アジア版エクソシスト＋哭声
後半の結構えげつない食われっぷりや 兄が我に返って自殺を選んでしまう展開はなんとなく哭悲ともダブった
現実とうまく折り合いをつけながら伝統も守る強いおばちゃん…いいわ〜好きだわ〜
という掴みから
味わい深い人間関係やタイの雰囲気を満喫しながら謎解きをしていくような楽しさ
兄おじちゃん、ヘタレでろくでなしだけど情に厚くて好きだあ
これ心霊現象ではなくPMSや不正出血のめっちゃ重いやつなだけでは…？女神だから女性ホルモンを暴走させるとかそういう理屈…？とか思ってたら予想外の方向に話が転がっていく
タイトル詐欺やんと思ったら最後にちゃんと回収されましたね…
タイは仏教、韓国はキリスト教に対して信心深い国だと認識しているので
こんなキリ教vs仏教（ちょっとヒンズー教要素も入ってたような）vs土着アニミズムみたいな内容やっていいの、大丈夫？と思ったが
最終的には 宗教って実際助けてくれんやん、全部無意味じゃね？って主張の映画に見えた 攻めるな〜
大惨劇！死屍累々！全滅！救いゼロ！からのあの穏やかで悲しい独白で終わるのもすごく好きだ
ニムがライタイで亡くなったのは偶然か心霊現象かわからないけど、結局救いだったのかもね
ジャンプスケアも少なめで観やすいホラーだったけど 一箇所だけ机上放尿からのジャンプスケアは許さん めっちゃビビった
あと後ろ向きで棒立ち、返事しない→振り返ると…のパターンに頼りすぎ感は少しある
わからんかったとこは
・赤いふんどしでお守りをつけて首を斬ってる長身の男 はなんちゃら家の象徴だったのかな？ 服装とか長身が富裕層の特徴？ あと藁人形に釘って日本以外でも使うのね
・マックとミンはガチ近親恋愛だったのか？
・この車は赤いって何？
あたりか
犬人間軍団とその女王と化したミン達は結局どうなったのかも気になるけど
色々解釈できるとこも良いところかな
