このレビューはネタバレを含みます
韓国映画でいちばん好きな監督ナ•ホンジンプロデュースでシャーマンものとかまたコクソンの祈祷フェスが見られるのかととても楽しみにしておりました。
前半は文化の違いが面白くてタイの告別式は派手、火葬の着火がロケット花火とか面白いなって感じだったんですけど、ミンの様子がおかしくなってからだんだん物語が不穏な方向に。
年相応の可愛らしいミンがだんだんと顔つきが変わり衰弱し痩せていく姿は可哀想だった。
完全に取り憑かれてからの儀式数日前からの盗撮映像は加工はしてると思うのですが人間の動きではない顔も怖いし不気味だった。徐々に追い詰められゆく芝居の迫力がすごかったです。
そしてラストのニムの私、継承されてないかも…って急にこのはしご外された感じで終わるの良かったな。えっ!?ってなった。そしてめっちゃ好きな終わり方。
女神の継承が実はされておらず今まではニムの自力の霊感だけで祈祷やらなんやら出来ていた、姉に拒否され宙ぶらりんになっていた女神、旦那の家系のカルマなどで負の連鎖が重なり暴走か。
しかしちゃんとニムには継承されていたんじゃないの?とも思うところある。
人間の脳って常に疑ってしまう性質らしいので強大な悪霊の前に弱気になってしまったのかなとも思うし。
どっちともとれるよなって事が多いから結局よくわからん。
途中から手ブレカメラの激しく動く画面に酔ってしまい気持ち悪くなってたからちゃんと観てないシーンあるので配信かレンタル出たらまたじっくり観たい。