このレビューはネタバレを含みます
設定は色んなホラーのかき集めだが、タイが舞台にならと雰囲気がかなり変わる。
自然豊かな風景は、そこに宿っている精霊の存在を照明するかのごとく。
姪ミンの奇行は、巫女になる証とされるが、結局その憑依した正体は女神ではない、動物や植物、怨みのかたまりとされ、退治されずに結末をむかえる。
キリスト教やアニミズムはでてくるが、仏教を避けてるのはやはりタイだかりであろう。途中コクソンっぽい演出もあるが、エクソシストやJホラー、ブレアウィッチプロジェクトなど、有名ホラー作品のオマージュ?寄せ集めっぽさも感じるが、エンタメ性は高い。
ある意味、ミンに宿った憑依体と同じといえるかもしれない。
ラストの締め方(ショット)がよかった。