タイのホラー
今までタイという国に全く興味がなかったので、どんな感じなのか興味深かった。
湿地帯や草原は日本の片田舎っぽいのですね。
家の作りは湿っぽい空気を逃すような木造、寄り合いタクシーはハワイっぽい雰囲気を感じる。
生活をしている現地の風景を見てちょっとした旅行気分で楽しんでしまいました。
で、本題
代々女神の依代が受け継がれていく家系に起きた"因果応報"
【今回取り憑かれる人ミン】
かなり気持ち悪い人物。
近親相姦やったり、職場でムニャムニャ…
最後まで気持ち悪いんじゃ！！
目が光って怖い…
ただお腹痛いのは可哀想だった。私もお腹痛い事多いのでちょっと気分悪くなってしまった…
【叔母のニム】
女神バヤンの依代。
この映画の唯一の良心。
バヤン、どこいっちまったんだ！！
【ミンの母ノイ】
元凶。
犬食推進派。なのに犬を飼う。
妹を騙す。
違う宗教に逃げる。
【ミンの叔父】
年齢に合わない若い嫁さんもらってる。
一応一族の代表なのかな。
【カメラマン達】
バカなの？
トイレ覗くし、早く赤ちゃん見ろや！
不可解な行動が多くてツッコミどころ満載でした…トホホ
モキュメンタリーという手法は面白かったな。カメラマン達の行動とかは腑に落ちないけど"荒さ"が好き。
そして、乗り移るのは一人だけど"家族"全員に災いが起こるのがアジアっぽい。
難しい事はわかんないけど、"個人の罪”ではなく”家族の罪”なんですね。
最後の畳み掛ける展開は日本のホラー映画に通じるものを感じた。なんとなくですが…。
最後のニムのインタビューが余韻を残す感じで良かったです。
娘の卒業式の日に何か記念になる映画でも観よっかなーと思ったのに思い浮かばない自分が情けない…！
結局自分の観たい映画にしましたが、タイの風景とアジアの宗教、文化を観れてまあまあ満足な映画体験ではありました。
が、この作品で良かったんだろうか……
