このレビューはネタバレを含みます
ちゃんと怖くて最高。
タイの民俗信仰に迫ったドキュメンタリー撮ってたら、巫女の家系の少女の様子がおかしくなってきて、女神の継承のせいかと思いきや実は父方の家系の因果が原因で、登場人物全員かわいそう救い無しって話。
良かった点
モキュメンタリーの臨場感。グロ気持ち悪い描写たち。憑依されたミン。東南アジアのごちゃごちゃ感。下品というか汚いというか穢れというかな描写たち。後半にかけての盛り上がり方。儀式前の深夜隠し撮り映像。車窓に反射した顔だけ笑うとかの細かい演出。
惜しい点
結局女神は無能なんかい。あそこまでいったら撮影班もっと我を出してけ？細けぇところはこっちで補完する感じなんも惜しいかな。
好きな映画の好きなとこが集まってた感が凄い。そもそも民俗信仰ホラーが好きやし、【パラノーマル・アクティビティ】的深夜隠し撮り映像は最高に怖いし、【ヴィジット】でもやられたジャンプスケアには声出ちゃうし、【来る】的バカ派手で物量を感じる儀式とか激アツなんよ。コワすぎ！の河童の回も思い出したなぁ。最初っからすがってた女神さんは結局味方じゃないってとこも後味悪くて良いよね。
ストーリー的には納得いかん部分を感じる人もおりそうやけど、ホラー映画やねんから怖さを楽しめたらそれでええんよ派です。怖楽しめました。
股触って顔面に擦り付ける描写もなんかの映画で観た気がするけどなんやったかな？
