このレビューはネタバレを含みます
スラムダンクの映画という作品に何を求めるかで見方が大きく変わると思いました。
◎良かった点
・オープニングの入りは本当に鳥肌が立ちました。湘北メンバーがでてきてから対戦校に山王メンバーが出てきた時は、遂にこの対戦が映像化されるのかと嬉しかったです。
・バスケの動きは本当にリアルな試合を見ているような描写でスムーズでした。
・原作にはなかったストーリーが散りばめられ、身につけてるものや改めての関係性に深みはあったと思います。
・ラストシーンは原作を思わせる演出で音もないなか、スピード感がありよかったです。
◎よくなかった点
・リョータが主役である今作故に山王戦は試合を深ぼることはできず、淡々と試合が進む感じです。なので、山王の強さや恐ろしさが伝わりづらかったです。
・アニメーションとしては個人的には、もう少し躍動感が欲しかったです。
原作での印象的なシーンが流れるように展開されたので残念でした。
客席など主要キャラクターの動きも背景としかなってなかったかなと。
このような形で映像化されたのは何より嬉しいですし、映画としての内容は意図もわかり良かったと思います。
※原作読んでない人には少し辛いかもしれないです。
ただ、是非山王戦にもう少し焦点を当て、各キャラクターを掘り下げる内容が見たいというのはあるので、アニメ化などしてくれたら本当に嬉しいです。
