澪

THE FIRST SLAM DUNKの澪のネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

予告で内容を明かさないままいざ映画館へ。
山王メンバー登場。

その瞬間膝から崩れ落ち号泣、そして拍手喝采スタンディングオベーション(始まったばかりだけど)

…くらいの感動でした!!!
もしかして山王戦なのかな…いやでも…その後の話とか…?と色々想像してましたが、みんながアニメで観たかった山王戦!!

公開前からリョータが主役?と噂になってましたが、やはりリョータに焦点を当てた内容。しかも過去がかなり重い…知らなかったよそんなの!なんで教えてくれないの!!

原作ではリョータがメインの回はあまり無く、もしかしてリョータが主役なのでは?と私も思っていました。そしてリョータの話をもっとみたいと思っていたから嬉しかった。
でもリョータだけではなく、湘北メンバーそれぞれにスポットを当てていてすごく良かった。皆がどんな思いで山王戦に挑んでいたのか…マジでもうかっこいいよ…好きだ…湘北に入って良かった…って気持ちでした。

ただ、そこカットするの?!そのセリフないの?!え?!今度は嘘じゃないっす…沢北じゃねーか…え…ラストの花道のあのセリフは…??!ってなるところもありました。メンバーそれぞれの掘り下げがあったとは言ったけれど、花道と流川はちょっと少なめに感じました。でも、二人のハイタッチのシーンにもう全てが詰まってるとも思うんだよな…。
最後の原作でセリフが無くなる試合シーン、完全に映像化されてて鳥肌が立ちまくったんだけど、花道の「左手は添えるだけ」、まさかの口パク?!となりましたが、あれは流川だけに聞こえてたのかな…と思うとそれはそれでめちゃくちゃ好きだな。

井上先生が別の視点で描きたい、リョータはもっと描きたかったと仰っていたので、主人公花道とそのライバル流川は少なめだったのかなと思いました。と言ってもちゃんと映画の中でも二人の良いシーンはあったんだけどね…!
カットしてしまったシーンについて残念に思うけど、もう全てが名シーンなのよ…全部まとめるのは大変よ…とも思う。それほど山王戦は凄いんだよ…。

そしてラスト、リョータがアメリカ行くのか…?!ってびっくりしたし、メンバー全員のその後が見たかった気持ちもありました。でもリョータから始まった物語なので、リョータで締めるのも納得。


cgや声優変更など、不安要素を吹き飛ばすくらいの面白さでした。前評判が悪くなってしまったのは本当にもったいない。昔のアニメも好きでしたが、昔の技術では再現できなかった臨場感みたいなものがcgだからこそ再現できたのかと思います。

人によって賛否両論色んな感想があると思いますが、私はスラムダンクが今のこの時代にまた観れるという事実だけでとにかく嬉しかったです。原作が大好きな分、原作通りじゃないシーンに違和感な部分も正直ありますが、また別の視点で観れた事も嬉しいし純粋に面白かった。山王戦をアニメで観れた事に興奮さめやらず。製作陣の方々に本当に感謝です。もう一度映画館へ行こうと思います!
澪