長い時を越えて蘇ったスラムダンク!
僕はジャンプ(集英社)ではなくマガジン(講談社)派だったので漫画原作は読んでいなかったんですが、アニメ、スラムダンクはどストレートな世代だったのでアニメはもちろん拝見していました。
今作はそのアニメ版スラムダンクでは描かれなかったインターハイ、高校バスケ界最強とも謳われる山王(さんのう)との試合を描いた作品でした。
アニメでは描かれなかった幻の山王戦を観られたという事で、喜ばれたファンの方も多いのではないでしょうか。
予告でも前情報でも今作の内容やストーリーは明るみに出ることはなく、上映開始まで謎に包まれていた今作。
前情報としては声優の一新という事で波乱を呼びました。
もちろん違和感を感じる人もいたと思います。
僕も桜木花道の声はちょっと居心地の悪さを感じてしまったんですが、作品としては素晴らしいものでした。
The Birthdayの荒々しいベースやギターリフに合わせてラフ画から少しずつ描かれていく湘北メンバーと山王メンバー。オープニングからかっこいい。
今作は主人公を宮城リョータにスポットを置いており、りょーちんの過去等に触れながら試合の模様を描いていきます。
まさかりょーちん、こんなバックボーンを持っていたとは 。。。!
胸が熱くなる青春ドラマ、そして手に汗握る試合の描写。
残り5秒くらいからのほぼ無音の空間。
演出もとても素晴らしく世界観に引き込まれる作品でした。
不安視されていた前評判を覆す様なあつい作品。
往年のスラムダンクファンも、スラムダンクを知らない方にも見て欲しい作品です。
おすすめ度は88点