kumiko

THE FIRST SLAM DUNKのkumikoのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.0
原作の大大大大大ファンです
色々思うことはあったけれど簡単に書きます。
まず観終わった直後の率直な気持ちは「これじゃない···」でした。
試合シーンと回想シーンが交互にあることで高まった熱がすぅっと毎回冷めてしまいテンポの悪さを感じました。
そして彼の過去をここまで重くすることの必要性、物語の集大成である山王戦で彼を主人公にする必要性など、なぜこうなった?と思う部分が正直ありました。
これならネトフリあたりで全5話、毎回主人公を変えてやるとかでも良かったかも。IH編を豊玉戦からじっくりと。
今回映画で山王戦しかやらなかった事で豊玉戦の映像化はもう可能性薄そうで少し悲しいです。
話題になっていた声優は、花道以外は特に気になりませんでした。
スラムダンクはとにかく原作が神なので映像化しても小説化することになったとしても、原作は超えられないのだなと改めて感じました。
作者の仰っていた通り、根っこは同じだけどまた『新しいスラムダンク』として割りきって見るものだなと納得しました。
不満もあるけれどそれが霞むくらいにやはり試合は最高でした。感動で泣きました。キャラ目線でのカメラワークは迫力ものだし息遣いなど全ての音に臨場感がハンパなく、本物の試合を観戦したような気分になりました。
どういう形であれやはりスラダンは面白い。物語が改変や脚色されても、スラダンは一人一人キャラが立っていて魅力的なのでキャラの力で成り立っている部分もあると思います。
どこに重点を置くかで映画の良し悪しは変わってくるかと思いますが、物語は脚色されててもキャラは変わらずそこに居るので、迷ってる人は彼らに会いに行くつもりで観に行って欲しい···と思いました。
あとOP・ED共に主題歌がカッコ良くて最高でした。OPの映像はめちゃくちゃ高まりましたね!!!また観に行きたいです!
結局感想長くなっちゃった···
kumiko

kumiko