アニメ版に思い入れはさほどなく声優が全交代というのはふーんぐらいだったがヌルヌルと動く予告には嫌な予感しかしなかった。Filmarksの点数もバカ高くて逆に不安になった。大好きだからこそ文句言いたくないじゃない。観るのを躊躇ってたら、友達に誘われて行ったんだけど普通に良くてホッとした。
原作は死ぬほど思い入れがあり『スラムダンク』を読んでバスケを始め“NO.1ガード”と手に書きベンチを温めて続け応援していたのでゴリゴリ影響されたわけである。特に山王戦は何度も何度も読み返しているこちらとしてはハッキリ言って省いて良いエピソードなんか一つもないんである。山王戦はそれぞれ見せ場があり全部好きなのは前提だが、それでも一番震えるのは三井のスリーなんよ、僕はね。今回の話的にそうならざるを得なかったのかもしれないが三井のスリーがやたらサラッと通過してしまうで「おぉい！そこぉー！」と思わず声が出そうにはなったね。今でもなってるね。
敢えて主役を桜木から宮城リョータに置き換え、短編『ピアス』を思い起こさせるエピソードを挟み、ギャグを消し「大好きです」を消し「聞こえんのか？あ？」を消し魚住は存在しなかった事になり（かわいそう）、なかったシーンを挙げたらキリがないが、多少なくても元の山王戦がもう良いんだから良いに決まってるのでズルい。
試合中に割と多く宮城リョータエピソードをぶっ込んでくるので盛り上がって来たのにスッと切られてしまう瞬間もありそこはちょっと勿体ないなと感じた。
井上先生！僕は彼らのもう少し先の話を見てみたい。成長した桜木を。日本一の流川を。あきらめの悪い三井を。見守る赤木と木暮を。セカンドお願いします！
