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THE FIRST SLAM DUNKのwksgknchのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

最高です。観たほうが良い。
※原作観てること前提です

オープニング、5億点です。

予告を徹底的に絞り、想像、創造を掻き立てられて、期待値が上がってるのに、こちらのハードルは2mくらいなのに、軽やかに超えていった。
流石です、井上先生。
漫画を当時から何回読み返したかわからないほど、読んで、そんな大好きな漫画というバイアスがあるからかもしれない、でも面白かったんです。
映像、演出、音楽、最高でした。

さあ、観に行きましょう。
※原作観てること前提ですよ

確かに原作での山王戦、赤木と三井と小暮の関係が、流川と桜木の関係もあるが、宮城だけはそういった意味ではあまりフォーカスが無かったか。明かされなかった物語があってしかるべきだな。井上先生がそう語っていて、エピソードが無かったから描きたかったとあり、短編の『ピアス』がおよそ題材になっている物語のようです、未読です。

ただ試合を見せるのではなく、結果も知られているのだから、試合は縦軸として寄り道を何にするか、ということですね。宮城のドリブルのスキル、背中で語るプレイをする性格や冷静さと熱さを兼ね備えるプレイヤーになる経緯なんかが語られるので、とても良かった。結構唐突だけどね、なかなかな人生送ってきたね、という。妹に救われる。

桜木が超人的な動きを見せることはあった(フンフンディフェンス)が、それ以外は圧倒的なリアル、息遣いやまばたきという一瞬を、漫画なのに動きを感じる、それがアニメーションとして動いている、それが3DCGでもなく、旧来のアニメーションでもない、絶妙なタッチだった。セルルックというようです。

バスケはポジションで1番から5番と言われ、つまり2nd、3rdと続くのか、続いてほしいのだが、井上先生は続編を絶対に描かなかったほど、作品のことを考えているので、可能性は低そう。。。

涙腺に響く箇所は何回もありました。
年末年始に是非。
※原作観てること前提ですよ
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