2022年で一番、自分の心臓の音さえ静かにしてくれと思った映画だった。
知っている展開ではもちろんあるけど、演出・アニメーション・音響が含まれるとここまで今後の展開にドキドキするものか、と。
あの試合を見る観客の一人になったかのような感覚で、視点で、観終わった後の脱力感がすごい。ぜってえresource買って帰るぞ！！って考えてたのを忘れて帰路についている。
以下、ネタバレ注意！
最初から私の知らない「SLAM DUNK」だった。観ながら、各キャラの「THE FIRST」、つまりバスケに進むきっかけみたいなものが描かれるんだと予想を立てながら見ていたものの、見当違いだった。
なんでりょーちんにフォーカスを当てたんだろう、と考え、私なりの結論は、ゲームメイクの始まりがガードだからかなって思った。それをバスケないしは湘北の「はじまり」って捉えてるんだとしたら…って考えながらりょーちんを見てるとそれだけで泣けた。
りょーりんの過去を初めて知ったんですけど、もう…宮城リョータが何をしたっていうんだい！て脳内でずっと叫んでた…。そしてみっつぁん…あーた…ほんと……みっさん…。いやもう宮城兄弟…あぁ…あの、洞窟でリョータがソータの肩に御顔置くのとリョータごと背中から倒れ込むところかわいすぎて尊すぎて泣けてきた。総じて泣いてる。
正直暗転入るたびに、次は何が来るってんだい！って叫んで、もっと試合に集中させろ！って思ってたけどそこがただの総集編？ではない、私が知らない「SLUM DANK」なんだなって思えました。エンドロールもリョータ、みっちゃん、ゴリって順番で流れてきて、そこも良かった。もっかい観てぇ…。
