ひびぬ

THE FIRST SLAM DUNKのひびぬのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

誰が主人公でも通じるじゃん!そしたら何作も作れるじゃん!!

原作漫画は実家にあり、一周か二周した程度。アニメは未鑑賞。湘北主要メンバーのキャラクターくらいしか記憶にない状態で鑑賞!

面白かった〜!単純に、バスケっていいなぁ……って思った。

記憶が曖昧だったから、リョータは沖縄生まれでお父さんとお兄さんが亡くなった過去を持ってたっけ?って思いながら観てたけど、原作では描かれてなかったのね。
原作の主人公以外の視点で物語を作ってもこんなに面白くなるって、すごいし、それだけキャラクターの設定がちゃんとしてたんだな、と。
原作・脚本・監督が原作者だから、これは誰がなんと言おうとも正解だからいい。
映画やるよ!ってなってから作った設定なのかな?それとも、映画やるよ!ってなって、過去のキャラクター設定資料を引っ張り出してきたのかな?気になる。

原作漫画を読んでたときはまだ学生だったけど、いまはどちらかというとリョータのお母さんの年に近くなって、お母さん目線で観てしまったから、更に感動して泣いたなあ…
母上様あての手紙のあたりから涙が止まらなかった。
男の子だから感謝を素直に伝えられなかったのかもしれないけど、不器用ながらもお母さんに対する感謝を伝えられて良かったね、って思ったら泣いてた。(笑)
自分でも言ってたけど、バスケがあって、バスケを続けてて、本当に良かったね。何かに夢中になることって、人生において必要で、心の拠り所になるんだな。

原作にないところも良かったけど、原作の名シーンもちゃんと描かれていて、そこも、知ってるのにやっぱりちゃんと感動した。
主人公・桜木花道が主人公キャラとして大好きだから、花道が活躍するところが本当に好きだなぁ〜と改めて思った。

三井さんの3Pシュートはいつ見ても感動してしまうし、かっこよくてテンション上がる。
意識朦朧としながら「腕上がんねぇよ」からの腕上がる三井さんがたくさん見れて良い。

原作のシーンがセリフ無しだけど総集編みたいに出てくるのも嬉しかった。
ただ、「バスケがしたいです」は端折られていたから、次回作あるとしたら三井さん主人公と信じてる。
ゴリの中のアクマみたいなのが出てきたのも面白かった。あの人にも魔が差すようなときがあるのね。
そういう、人間らしいリアルな描写があった。

山王戦の試合とリョータ(と他のメンバー)の過去編ドラマパートが交互に進んでいくから、どんどん感情移入できた。
山王戦がなんの説明もなくサラッと始まるのスマートだった。
バスケシーンのモーションぬるぬるで本当に“人がそこにいる!バスケしてる!”って感じるくらいリアルだった。
ドラマパートとのタッチの違いもメリハリがあった。

音楽もバリバリでかっこよかった。
最初、バスケットボールをドリブルさせてる音がリアルだけどめちゃくちゃ響いて、びくっ!とする程だった。でもどんどん慣れる✌️
三井さんが3P決めたあと、得点板に表示されるときの効果音「ドン!ドン!ドン!」がすごくしっくりきて盛り上がった。
ラスト20秒くらいから音楽が無くなって、アニメーションもさらにみんなのスピード感とか、緊張感が追加されて、結末知ってても、ドキドキハラハラさせられた。
「左手は添えるだけ」の口パクかっこよかった。

個人的にゴリとアブドゥル(ジョジョ3部)の顔の作りが似てると思っていて、どちらもcv三宅さんなのがとてもしっくりきた。(笑)

こりゃあ原作ファンでも、にわか知識のわたしでも、全く知らない人でも、楽しめる作品だなぁ。
原作漫画また読みたくなる🥺
こういう感じ(言い方雑)で、名作たちをパワーアップさせて新しい作品として世に放ってもらえると、さらに生きるのが楽しくなるから、もっともっと増えるといいな😊😊😊
ひびぬ

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