「漫画の絵が動いている！」というありそうでなかった感動体験。アニメの動きにやぼったさが全くなく、その技術力だけでも見応えがある！ベンチ部員もしっかり丁寧に動いてて、アニメーターさんの細やかな仕事に感動させられた。
ストーリーもお見事。すごく上手にまとまっている！
欲張って最終的に何を伝えたいかわからない映画が最近多いからこそ、このコンパクトさ・シンプルさが気持ちよかった。
Z世代には恐らく響かない不良カルチャーを全面に出してないのも、上手い。不良上がりの天才桜木をメインにするよりも、背の低さやら母子家庭やらハンデを背負ってあるリョータメインの方が共感させられるよね。
漫画を一回読んだだけの“にわか”なのに、昔からずっと彼らを応援してきたような感覚になるのは、本当にすごい。これは全日本人の本能というか、もはや性癖にささるコンテンツだと思う。泣ける。アニメでこんなに感動させられるとは...！
純粋に「私も頑張ろう！」と思える素敵な映画です。
漫画を読んでなくても楽しめるけど、漫画を読めばリョータ以外のキャラも好きになるのでぜひ読んでほしい。
