このレビューはネタバレを含みます
原作は連載時既読BBAです。
漫画と違ってドキュメンタリータッチに試合が進んでいく…
リョーちん、沖縄がルーツだったんだね！そんな設定あったの知らなかったわ……
リョーちんには本編で語られてなかったこれまでの人生があったってことがこの映画で分かったけど、きっとリョーちんだけじゃなくて他のみんなもそうなんだよね。初っ端の衝撃ですでに泣いてたBBAなんですが、スケッチからの書き起こしがアニメーションになっていってそこにチバの声が乗ってきてOPになるの、格好良すぎる。演出がもう全てにおいて凄いの…語り尽くせないし現にここまででもかなり長文になってる…
試合が始まってからフツーに試合見に行ってる観客の気分で没入してたからうっかり「ナイスパス」って小声で言っちゃってたし、試合の引きの画なんて完全にヌルヌルで実写かと…
試合後半の選手たちのコンマ数秒の世界の表現、映像も音楽(しかも音入れてくるタイミングも)表現も全部が絶妙で、さらに花道と流川のあのシーンまで無音で行くのはもう本当に震えた…あんなに無音が続いたら、下手したら放送事故やん。けどあれがリアルだよね。体感はそうなるよね、ああいう試合展開の、あの瞬間って。観戦してる側も、選手たちも。
声優陣がアニメ放映時からガラリと変わっていますが、全然違和感ないよ。みんなのリスペクトを感じる(´；ω；｀)
あーーーひたすら演出について語りたい。
ラストの締めかたも格好良かった…！！
このストーリーの裏の主人公は、実はリョーちんの母なのかな。
無理に家族の中に長男の影を消し去ろうとしているように見えたけど、それは実はリョーちんが兄と比べられまいとしてのことだったようだし、リョーちんのことを誰より気にかけてのことで、リョータは結局自分でそれを乗り越えていってくれたという視聴者に向けたカタルシス。
バスケを通じたドキュメンタリーだった。
でも試合時の本当に観戦してる気になる没入感は凄かったなぁ…
井上雄彦先生自ら監督してくれたことに感謝。
あの沖縄のコートはどこだろ？とりあえず本島に行く人は是非アラハビーチのコートに行ってみてね🥰映画のはバックボードが同じ形してたよね。
