やまこう

THE FIRST SLAM DUNKのやまこうのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

エンターテイメントだった。
トップガン・RRR・スラムダンクと2022は男・友情・努力・勝利の最高なラインナップ揃った年だった。

リョータが実は打倒山王を目指していて、赤木の夢と重なっていた演出も熱いし、冒頭の家族の話からボロボロと泣いてしまった。
家族の話も、急に認めあったり、今までごめんね、とかチープに締めてないのもリアルなんだけど、共感もできるし、見守ってたくなるし、最高でした。そんな簡単じゃないんだ、心底わかり合うことなんて家族でもできない、けど家族でしか伝えられない思い・家族でしか構築できない関係性があるというのをひしひしとリアルに描いていた気がする。説教くさくないのかな。

試合に関しては、もう最高。前半のテンポが良すぎて笑った。まじでバスケ見てる感覚だった。
しかも、晴子や陵南のセンター(魚住だっけ、、)もカットしていて、リアルな試合運びの様子も見てて楽しかった。
リョータの話だから桜木のあーだこーだは見れないのは少しだけ残念だけど、漫画で楽しもう。


人疲れした流れからコロナになって、改めて人との繋がりをみんなが欲しがってたときにこの流れ。みんなこれ求めてるよなとなりました。湘北のメンツはさっぱりしてる分今っぽいのかもしれない。
+原作のあるものをアニメ映画に落とし込む最高のやり方だなと感じた。




改めてこの映画・漫画をもう一度読みたいと思うのは、キャラクターが個性的だからだな、しかもそのキャラが頑張るからだな!とバカっぽくまず思った笑

もう少し落とし込むと、キャラクターの個性って"強み"と"弱み"が重要なポイントだなと思った(もちろんこれに加えて動機(何としてでも手に入れたいもの、それを欲する気持ちの強さ)・価値観(何を大事にしていて、何を許せないか)が核になるが、今回は一回置いとく)。
その強みと弱みが5人とも色こく、バラバラに表れているのが素晴らしい。また、お互いがこれまでの戦い・ぶつかりを通して信頼(強さを認め合ってる)へと昇華している+弱みを認め強さに変えて敵に立ち向かう・勝利を掴む!のが熱さに他ならないな〜と感心した。
やまこう

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