THE FIRST SLAM DUNKのシノのネタバレレビュー・内容・結末

最後のハイタッチをずっとアニメで観たかったファンの亡霊を浄化する映画だった、にしてはあそこに向かって盛り上がっていく筈がそこまではリョーチンと三井の話がメインなので桜木と流川の流れが無く唐突にクライマックスにメインが入れ替わったような変な演出。
カラー原稿がそのままヌルヌルに動いてる！という凄さと、そのヌルヌルさが精密だからこそ、客席や浜辺にいるモブの動かなさがアンバランスで気持ち悪かった。
試合中も序盤盛り上がるようなシーンにSEが少なく、旧アニメ版のようにバンバン効果音入れたりしてくれた方が最後の無音が際立ったのにな〜とこれは好みの問題。

さすが国民的名作、普段映画館に行かない層も来ているようで
・上映中喋る
・上映中携帯見る
・本編が始まってから入場してくる
・静かなシーンでポップコーンを食う
↑この全てが複数人ずついて驚いた。

映画館で観た方が面白い映画だけど映画館で観ることで余計なストレスがかかる客層に当たる確率もめちゃくちゃ高い映画だと思った。っていう感じで没入しきれず、前述のような微妙なバランスの悪さも感じてハマりきらなかった。でも観てよかったかな。試合中の演出や作画だけで言えばめちゃよかったです。