アル華

THE FIRST SLAM DUNKのアル華のレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.1
【2時間があっという間】
原作者の井上雄彦が監督・脚本を手がけ、高校バスケ部を舞台に選手たちの成長を描き出す。
引用 : 映画.com https://eiga.com/amp/movie/94436/

◆結論
とても面白い!!
前半部分の漫画的すぎる演出には疑問でしたが、終盤の盛り上げ方でそんなのどうでも良くなりました👍👍
評判通りを越して、アニメ漫画作品の映像化のお手本と言わんぱかりでした👏

◆作品の流れがすごい
描かれている事自体は物凄く単純で
”点の入れ合い”のみです。
お話のメインエピソードとなる、バスケコートでのスリル満点なアクション!
これは本場のNBA中継さながらの映像表現だと、元選手の方も紹介されていたほどの迫力!

そして、そこに立つ登場人物らが
「どんな背景像を持つ人物なのか」
「どんなメンタルで今コート上に居るのか」
のサブエピソードを観客に向けて伝え、最終的にメインコートでプレイする各々の原動力として、紐付けて描いています。

この演出の流れがとても綺麗に魅せてくれるので、その恩恵として、観客らが体感時間を短く感じるほど世界観にのめり込ませることに成功しているのかな!と思います!
無駄なく素晴らしい演出👏

◆驚いたところ
私自身『スラムダンク』自体未見のため、分かるかなーと不安でしたが、キャラクターの特徴の掴みやすさやサブエピソードのおかげで、最後には皆の名前や人物像までを把握出来ていました!!
終盤には出席確認並に、全員の名前を教えてくれるので「名前覚えてるかの確認か!親切だなぁ😀」と関心の嵐でした👏

◆結び
先日鑑賞しました『クリード チャンプを継ぐ者』の感想同様で、”今物凄い歴史的快挙を観戦(追体験)していた感覚”が劇中曲と併せて味わえる素晴らしい作品でした!

あと音楽の高揚感で鳥肌立つアニメ映画で、
『劇場版 銀魂 完結編 万屋よ永遠なれ』のSPYAIR『現状ディストラクション』と同じものを感じました、、、☺️
アル華

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