このレビューはネタバレを含みます
原作未読だが、たった一試合で濃密な時間を過ごせた
各々の抱えているものが順番に描かれていて、原作もこんな面白い試合運びしてるのかと思って読みたくなった
流川だけは心理描写が少なく、パスを出すという形で心情の変化を表してるのがキャラ立ってるなと思った
終盤の時計の鳴る音とゾーンに入ったところは、没入感がすごく、１秒が数分に感じる感覚を実際に感じてるようで、劇場でこの作品を見れて良かった
インターハイ前に歩み寄ったのはリョータだったけど、最後は母親の方からも歩み寄れ、家族として止まった時間が進めて良かったと思う
そう思うとともに、山王戦がなければリョータの人生は暗いままで、向こう見ずな行動をし続けていたかもしれないと思うとゾッとする部分もある
兄ソータのリストバンドを渡されてどうするのかと思ったけど、妹の乱入があったのは視聴者に委ねるってことなのかなぁ
